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陪席判事
「陪席判事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陪席判事の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「義血侠血」より 著者:泉鏡花
く正面の戸をさっと排《ひら》きて、躯高《たけたか》き裁判長は入り来たりぬ。二名の
陪席判事と一名の書記とはこれに続けり。 満廷粛として水を打ちたるごとくなれば、....
「霊感!」より 著者:夢野久作
立つ段になりますと、私は尚更の事、気を奪われてしまいました。正面に居並ぶ裁判長、
陪席判事以下、弁護士、書記に到るまで、平生に倍した人数が法服|厳めしく、綺羅星の....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
致し方ありませぬ」 「さようか」 裁判長は一寸首を捻ったが、直に休憩を宣して、
陪席判事に目配せすると大股にゆっくり歩きながら退廷した。 暫くすると、合議が終....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
求の形式である。この恐しき叫びは、久しく決闘を忘れたる世人の耳朶《じだ》を驚し、
陪席判事は皆その請求の容《いる》るべからざるを主張し、決闘裁判に関する古法律は形....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ちに裁判長の顔には同情と悲哀との色が上った。彼は検事とすみやかな合い図をかわし、
陪席判事らと低声な数語を交じえた。彼は公衆の方に向かって、すべての人にその意中が....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
ガラスの反映で軽く照らされていて、何か平静な善良なものを浮かべていた。一人の若い
陪席判事は、特別にその後ろの席を与えられてるばら色の帽子のきれいな婦人を相手に、....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
は市長反対派のすべての議員が集っていた。 松島が裁判長で、梅田、島、堀江などが
陪席判事という資格である。もちろん私設裁判所だから、検事も判事もない。みなが検事....