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陪従
「陪従〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陪従の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《じんぐう》皇后韓国より還《かえ》り上りたもう時、舂米女《いなつきめ》等のくぼを
陪従《おもとびと》婚《くな》ぎ断ちき、故に陰(くぼ)絶ち田と地名を生じたと出るな....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
苦しい家計が何となろう。母の着物も売りつくした。「友といへど心に隔てある貴婦人の
陪従して、をかしからぬに笑ひおもしろからねど喜ばねばならぬ」萩の舎の日常は、益々....
「法然行伝」より 著者:中里介山
生する処を夢み、四条京極の簿師真清は往生の紫雲と光りと異香とを夢に見、三条小川の
陪従信賢が後家の養女、並に仁和寺の比丘尼西妙はその前夜法然の終焉《しゅうえん》の....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
臨んだことがあったが、式がすんで退出するとき、松の梢に時鳥の鳴くのが聞えた。時の
陪従、つまり勅使のお供をして、神前に音楽を奉納するお供の楽人であるが、その
陪従の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
春秋の北山の御遊には、いつも、行幸輦は、ふた夜も、三夜もとどめられるので、相互の
陪従のお主に供する二人も、その間じゅうは、花の闇で、忍び会いもし、または昼は昼で....