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陪食
「陪食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陪食の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
、明治の初年ごろに西郷《さいごう》はじめ維新の豪傑連《ごうけつれん》がはじめて御
陪食《ごばいしょく》を仰付《おおせつ》けられたことがあったという。いずれも田舎侍....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
その手伝いをなすったそうですが、ついに逝かれたそうです。岡氏も岩佐氏も侍医で、御
陪食に参内せられての出来事でした。そんなお席で、大礼服を召した患者とお医者たちと....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
置けないから、そういう時は自分の膝元へ引寄せてお椀の蓋なり小皿なりに肴を取分けて
陪食させた。が、この腕白猫めは頗る健啖家で、少とやそっとのお裾分では満足しなかっ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
も食堂列車は西洋料理だ。汽船へ乗っても上中等は西洋料理だ。上流紳士が宮中へ出て御
陪食を仰せ付かっても西洋料理ではないか。園遊会の立食も懇親会や送別会も追々日本料....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
しておりますよ、わたくしよりはって」 食いしん坊の獅子文六氏が「どうでした、ご
陪食のお料理は」と、あのあくる日さっそく私に訊いた。それはもう一般社会人のほうが....