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陰になり日向になり
「陰になり日向になり〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陰になり日向になりの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「くろがね天狗」より 著者:海野十三
になった故主半左衛門の遺した只一人の若様だった。半左衛門亡き後のこととて、虎松は
陰になり日向になり、この年若の半之丞を保護してきたつもりなのに、彼はスルリと腋の....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
たのです。この後始末ではどれぐらい花田先生のお世話になったか知れません。その後も
陰になり日向になり当家をまもって下さいましたが、キク子の婚約がととのいましたのも....
「雪の宿り」より 著者:神西清
い昨年の八月に猛火のなかで遽しいお別れを致すまで、ものの十八年ほどの長い年月を、
陰になり日向になり断えずお看とり申上げるような廻り合せになったのでございます。あ....
「鉄の処女」より 著者:大倉燁子
外泊する事さえあるようになったんです。厳格な父の手前は母がうまくつくろってくれ、
陰になり日向になりしてかばっていてくれるので、父は何も知りませんでした。 中学....