陰悪[語句情報] »
陰悪
「陰悪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陰悪の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ところには動揺転換はあるにしても、根幹は変らないで、しかも、効を奏すれば、時代の
陰悪な空気をこれで一掃することができる、至極の妙案だと、乗り気になって動き出した....
「多神教」より 著者:泉鏡花
泣く。) 神職 いや、蒼ざめ果てた、がまだ人間の婦の面じゃ。あからさまに、邪慳、
陰悪の相を顕わす、それ、その般若、鬼女の面を被せろ。おお、その通り。鏡も胸に、な....
「迷信解」より 著者:井上円了
け塵塚を置くことまで固く禁ぜられておる。陰陽家の弁解するところにては、この方角は
陰悪の気の集まる所なれば、極めて凶方なりといい、あるいはその方角は、万物極まりて....