陰陽博士[語句情報] » 陰陽博士

「陰陽博士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陰陽博士の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
ず頭をあげて、自分の前に立っているその人の顔を恐るおそる仰いで視た。播磨守泰親は陰陽博士《おんようはかせ》安倍晴明《あべのせいめい》が六代の孫で、天文|亀卜《き....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
う。 二三 法学博士 博士号は我国の中古には官名であって、大博士・音博士・陰陽博士・文章博士・明法博士などがあった。「職原鈔」によれば、明法博士は二人で、....
連環記」より 著者:幸田露伴
慶滋保胤は賀茂忠行の第二子として生れた。兄の保憲は累代の家の業を嗣いで、陰陽博士、天文博士となり、賀茂|氏の宗として、其系図に輝いている。保胤はこれに譲....
日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
日の酉の刻に地震有りて、富士の絶頂崩ること数百丈なり、卜部宿禰大亀を焼いて卜ひ、陰陽博士占文を開いて見るに、国王位を易へ、大臣災に遇ふとあり、勘文の面穏かならず....
岡ふぐ談」より 著者:佐藤垢石
では佳饌のうちに加えられてある。 昔、京の禁裡から白面金毛九尾の狐を祈り払った陰陽博士阿部晴明は、母の乳よりも蝗が好物であったというから、彼は幼いときから蝗を....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
はその名称が下に及んだのである。徳川時代に三河甲斐などに、卜筮に従事する賤者で、陰陽博士の称を以て「博士」と呼ばれた徒があったようなものであろう。 雑戸という....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ていたのは疑いない。『坊目考』には吉備塚所在の幸町の条に、 古翁云、往昔幸徳井(陰陽博士加茂氏吉備大臣末孫云云)当郷に住す。于此幸井町と号すと云云。 吉備塚 当....