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陰風
「陰風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陰風の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
※では、眼に見えない符号呪術の火が焚かれていて、黒死館の櫓楼の上を彷徨する、黒い
陰風がある――と結論しなければならないだろう。しかし、とうてい僕には、それを一片....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
しの手からこの銭をとってごらん。きっとおまえの追善供養をしてあげるよ」 やがて
陰風がそよそよと吹いて来て、その紙銭をとってみせたので、母も兄弟も今更のように声....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 「なるほど、妖気が吹いてくる――」 仲達は眸をこらして遠くを望み見ていた。
陰風を巻いて馳け来る一輛の車にはそれを囲む二十八人の黒衣の兵が見える。髪をさばき....