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「陳皮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陳皮の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
農夫の声が樹かげから聞えた。善光は声のする方にふりむいた。 「いや、持って帰って陳皮にするのです。」 善光め。何も知らない顔をしていて、実は蜜柑の皮を食うすべ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
ドロドロに弛《ゆる》めます。これを炊きたての熱い御飯へかけて薬味には葱《ねぎ》に陳皮《ちんぴ》に焼海苔《やきのり》に紅生姜《べにしょうが》なぞの細かく刻んだもの....
食道楽」より 著者:村井弦斎
それをまたお鍋へ入れてザット煮て出すのだよ。お薬味に葱《ねぎ》の細かく切ったのと陳皮《ちんぴ》と海苔の焼いて揉んだのと紅生姜《べにしょうが》の刻んだのと紫蘇《し....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
中|付木をふところにして乗ると船に酔わないというが、ひどく船酔いした時には、半夏陳皮茯苓の三味を合せて呑ませるさ、だが、そんな物のない場合が多いから、しかる時に....