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陶山
「陶山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陶山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
れてそうしていることを卑怯として、良心が傷いていた。大人の心理と少しも違わない。
陶山利一という年上の子は街の中で凧をあげるから持っていてくれと言って、私が持って....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
は、人間業でないと、申すことじゃ」
「下から上へ、左様なことができるかのう」
「
陶山《すやま》が、見た話ゆえ、確かであろう」
七瀬と、綱手とは、待ちきれなかっ....
「つづれ烏羽玉」より 著者:林不忘
んでつけているのだ。御免安兵衛は、この二つの人影へ、焼けつくような視線をすえて、
陶山流でいう忍びの歩行稲妻踏み、すなわち、路の端から端へと横走りながら、しばしと....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
がせては、どっと退却を繰返すにすぎなかった。 すると、ここに。 備中の武士で
陶山義高、小見山次郎とよぶ二人があった。一ト出世を思って、若党家ノ子など五十余人....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
像以上なものがある。 その朝。――二条大宮から下七条へまで充満していた六波羅の
陶山備中、斎藤玄基、河野対馬守などの諸将は、 「憎さも憎し、高氏の首を見ずにはお....