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「陶淵明〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陶淵明の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
だれが知っていよう。 花を理想的に愛する人は、破れた籬の前に座して野菊と語った陶淵明や、たそがれに、西湖の梅花の間を逍遙しながら、暗香浮動の趣に我れを忘れた林....
運命」より 著者:幸田露伴
の為なりしや知る可からず。然れども詩情も亦饒き人たりしは疑う可からず。詩に於ては陶淵明を推し、笠沢の舟中に陶詩を読むの作あり、中に淵明を学べる者を評して、 応物....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
ます。これは標題の示す通り、かの『捜神記』の後編ともいうべきもので、昔から東晋の陶淵明先生の撰ということになって居りますが、その作者については種々の議論がありま....
十二支考」より 著者:南方熊楠
の博識連へ聞き合したるも今に所拠が知れぬ。御存知の方は教示を吝《おし》むなかれ。陶淵明の『捜神後記』上にいわく、会稽句章の民、張然、滞役して都にあり、年を経て帰....
二十歳のエチュード」より 著者:原口統三
悩みの表情を、いかにも爽《さわ》やかに歌ってのける。 送爾于路。銜觴無欣。――陶淵明―― 鸚鵡含秋思。聰明憶別離。――杜甫―― 桃花流水沓然去。別有天地非人間....
ロザリオの鎖」より 著者:永井隆
ッポ貝相手に雲仙のふもとでゆうゆう暮らしておりたいのであろう。 トウエンメイ(陶淵明)という男は、帰りなんいざ田園まさに荒れなんとす、と不在地主みたいに官を辞....