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「陸上競技〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

陸上競技の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
オリンポスの果実」より 著者:田中英光
ていたのを、なんとなく憶《おぼ》えています。 翌日、スタンフォド大学に、全米陸上競技大会を、見学に行きました。 熊《くま》や鹿《しか》が棲《す》むという、....
さようなら」より 著者:田中英光
校内に立ち、ぼんやりみんなの走り帰るのを待っていると、いつもの優勝者、剣道二段で陸上競技部の主将をしている伊沢の代りに、小身痩躯の井上が、予想を裏切り、学校の記....
斗南先生」より 著者:中島敦
ちょうどその頃神宮外苑で行われていた極東オリンピックのことを彼に訊ねた。そして、陸上競技で支那《シナ》が依然無得点であることを彼の口から確かめると、我が意を得た....
婦人デーとひな祭」より 著者:宮本百合子
大会への代表の旅券は与えないで、おかいどりを着た田中絹代のために許可を与えたり、陸上競技の宮下美代子の国際オリンピック出場までと、人民の国際的協力の焦点をそらし....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
本大学学生古橋広之進が四〇〇メートル自由型で四分三八秒四の世界新記録をつくった。陸上競技では山内リエが、走り幅とびで日本記録六メートル〇七を出して、オランダのブ....
社会時評」より 著者:戸坂潤
は、五人の選手を除名処分に付したのである。早稲田・慶応・明治の競争部は、関東学生陸上競技連盟の意向に反して満州派なので、まず早稲田がこの連盟を脱退し、やがて慶応....
神経衰弱的野球美学論」より 著者:坂口安吾
砂煙のあがるたびに審判がタイムを宣告する。これが毎々のことである。 僕も往年は陸上競技の選手であり、雀百までのタトエで、国際競技などは欠さず見物に行ったものだ....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
して、観衆は弱い選手の巧妙な戦法の一つだと思いこんでいるのである。 私は、昔、陸上競技の選手であったが、しかし、陸上競技の選手でなくても、分ることだろう。本当....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
は佐渡出身の高師の学生で、私のいた新潟中学へ毎年コーチにきてくれた人である。彼は陸上競技も当時日本の第一人者で、オリムピックでは十種競技にでたように記憶する。水....
次郎物語」より 著者:下村湖人
山が弓道、馬田が卓球となっている。むろん、このほかにも、剣道、野球、庭球、登山、陸上競技、水泳、図書などの部があり、委員の数も各部二名乃至三名ずつで、校友会の問....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
優勝者の血統から大博士、大臣、大軍人、大音楽家が生れると云うようなことは、まさか陸上競技レンメイの会長でも云わないと思うな。競輪だって自転車と人間と二ツ合して一....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
砲丸投や円盤投のフィニッシュには狂いがあった。腰が流れていたのである。あのころは陸上競技の草分け時代で、コーチにつくことができないから、概ね我流でやらざるを得な....
撞球室の七人」より 著者:橋本五郎
訊問を打ち切られた。 三番目に取り調べられた男は、二十七八歳の商人風で、角帯に陸上競技のメダルをぶら下げていると云った風な、頭も真中からぴったりと分けていたが....