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陸揚げ
「陸揚げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
陸揚げの前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
《ハーモ・サムバ・チョウ》」を左に見、Zwagri《ツワグリ》 の大瀞をくだって
陸揚げしたものを、一路重慶へもちこむ新援蒋ルートだ。
折竹は、木戸からその報を....
「地球盗難」より 著者:海野十三
か、それを思い出してみなさい」 「……籐で編んだ四斗樽よりまだ少し大きい籠を三個
陸揚げすることを頼まれたなア。持ち上げようとすると、それは何が入っているのか三人....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
たところであった。
貨物にした荷は潮水に浸されていた。それらは一旦《いったん》
陸揚げされた。ここにこうして滞在している間に、手入れの出来るものは手入れをした方....
「旅愁」より 著者:横光利一
流れだけではなかった。南蛮と直接貿易をしたフランシスコ宗麟が、初めて日本に大砲を
陸揚げして、彼の先祖の城を滅ぼした西の浦の入江も、すぐ真近の海べだった。この宗麟....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
をつとめている。 船の甲板では七兵衛入道が、やがて総員上陸すべき人員の点検と、
陸揚げすべき資材の整理に大童《おおわらわ》となっている。 七兵衛のその後のいで....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
ヒラヒラと人が岸へ飛んだ。これが数回繰り返され、一百人あまりの人数が、海から岸へ
陸揚げされた。森田屋の部下の海賊どもであった。 賊どもは一団に固まった。真っ先....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
役に立ちそうな男の船客に各受持ちを定めて命令を発したのだが、ポウシェン少佐は兵員
陸揚げなどで経験があるというので、救命艇の一つを預かって避難者の積込み方を監督す....
「不在地主」より 著者:小林多喜二
│ │ 若し貴殿にして解決の誠意を示さざる時には、貴 │ │ 殿の荷物の「
陸揚げ」を絶対に拒否し、貴殿工場の │ │ ストライキ、貴殿発売商品の不買同盟....
「汽船が太平洋を横断するまで」より 著者:服部之総
結ぶ帆船洪水路を産み出した。シドニーでアルゴノーツとそのショベルとその長靴などを
陸揚げした船は、今度は空荷で一気に上海まで北上すればよい。神様でないマルクスに金....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
ンチトンチたちがやってきて,例の穴を発見し,前日のこともあるので,こんどは荷物を
陸揚げしないで,用心しいしい料理を食べ終った.食べ終って,船頭が容器に指をつっこ....