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隆興
「隆興〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隆興の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道徳の観念」より 著者:戸坂潤
元来今日云う処の所謂倫理学(近代倫理学)は、主にイングランドを中心として発生し又
隆興したものであって、イギリスの倫理学・道徳科学・道徳哲学、等々がその最初の代表....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
われた。今や、社会の変革が民衆の声ならんとする時、まさに革命的宣伝小説は勃々たる
隆興の機運にせまられている。 その他に、戦争小説とも称ばるべき一群の通俗小説が....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
だかつて聞かない。光信は彼の渋江|辰盛を召し抱えた信政の六世の祖である。津軽家の
隆興は南部家に怨を結ぶはずがない。この雪冤の文を作った外崎さんが、わたくしの渋江....
「婦人作家の「不振」とその社会的原因」より 著者:宮本百合子
階級の隆盛と密接に結びついています。一定の階級が勃興期にある時はその階級の文学も
隆興し、その階級が没落期にある時はその階級に属する文学も亦衰滅乃至堕落の道を辿り....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
なされている。人工癌生成に化学的構造の明らかな物質で成功した最初の業績は、佐々木
隆興、吉田富三両博士のものだ。その他ヴィタミンの研究(理研の鈴木梅太郎博士その他....
「『十八時の音楽浴』の作者の言葉」より 著者:海野十三
のは青少年層だ。この人達は、科学が普及した今日の時代において教育され、そして科学
隆興の中に刺戟をうけ、科学というものに大きな興味をもっている。だから科学小説がそ....
「『地球盗難』の作者の言葉」より 著者:海野十三
学小説にまで手を伸ばそうという人は皆無だった。 ところが今や世はあげて、科学|
隆興時代となり、生活は科学の恩恵によって目まぐるしいまでに便利なものとなり、科学....
「宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
士 坪内逍遙 私は予て主張して居る舞踊劇の立場からしても常に双手を挙げて歌劇の
隆興を賛して居るものだが、なかなか現在の日本の社会では盛んな流行の見えて来そうな....
「語呂の論理」より 著者:中谷宇吉郎
かを追放して、『独逸物理学』という専門雑誌まで出して、大いに独逸国民的な物理学の
隆興を期している。そして純粋のナチス党員の学者たちが結束して盛に研究をしている。....