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隊付き
「隊付き〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隊付きの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
て、今宮という方へと取った。今宮に着いたころは一同休憩して昼食をとる時刻だ。正武
隊付きを命ぜられた諏訪の百姓降蔵は片桐から背負って来た具足櫃をそこへおろして休ん....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
づるつとうて陸軍の主脳なる参謀本部の囲い内に乗り込み、ほかの同窓生はあちこちの中
隊付きとなりてそれ練兵やれ行軍と追いつかわるるに引きかえて、千々岩は参謀本部の階....
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
びたい》に、みな争って金を借すようになった。まもなくマクリイ夫人は人妻なのか、連
隊付きの売笑婦なのかわからなくなってしまう。そんな生活が続いた。マルガリットもだ....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
と平木中佐の横顔にひきつけられがちだった。かれの眼にうつった中佐の顔には、多くの
隊付き将校に見られるような素朴さが少しもなかった。その青白い皮膚の色と、つめたい....