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隍
「隍〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隍の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「断橋奇聞」より 著者:田中貢太郎
うで睡られなかった。 そのうちに、世高の体は自然とうごきだして、家の外へ出て城
隍廟へ往った。城
隍廟へ往ったところで、世高ははじめて気が注いた。気が注くとともに....
「富貴発跡司志」より 著者:田中貢太郎
の窮乏に陥り、ほとんど餓死しなくてはならないという境遇に立ち至った。で、友仁は城
隍司に祷って福を得ようと思って、ある夜その祠へ往った。 その祠にはそれぞれ司曹....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、かの卒を見知り人にして、他の役人らが付き添って、近所の廟をたずね廻らせると、城
隍廟のうちに大小の土人形がならんでいる。その顔や形がそれらしいというので、試みに....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の神をことごとく日本に送り倭賊を擒《とりこ》にすべしなど宣言したので、愚民ども城
隍《じょうこう》祠廟《しびょう》の神を撤《す》て去り、伊金を仏ごとく敬い福利を祈....
「考城隍」より 著者:田中貢太郎
た諸神はそれを見て褒めあった。 そこで宋公は殿上に呼ばれて、 「河南の方に城の
隍の神が欠けている。その方がこの職に適任であるから、赴任するがいい。」 という....
「台湾の姿態」より 著者:豊島与志雄
神社が建てられている。だが、それらは余りに簡素で高潔である。――一方、天后宮や城
隍廟の狭い境域には、卑俗な偶像が立並び、物売り店があり、本島人の貧しい人々が群れ....