随意筋[語句情報] »
随意筋
「随意筋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
随意筋の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
ことはできぬ。自己の身体すらもどこまでも自由に取扱うことができるとはいわれない。
随意筋肉の運動は自由のようであるが、一旦病気にでもかかればこれを自由に動かすこと....
「光と風と夢」より 著者:中島敦
失われたように思われる。スタイルを失った作家は惨めだ。今迄無意識に働かしていた不
随意筋を、一々意志を以て動かさねばならないのだから。 しかし、一方「難破船引揚....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
この方が、そうかも知れない! あの、先刻、寝台を作りましょうかと言って来た、不
随意筋ばかりで出来てるような寝台車掌! あの男は、確かにクイリナアレの廻し者です....
「溺るるもの」より 著者:豊島与志雄
しそういうものがあれば――それのようだった。赤い錦紗《きんしゃ》の着物の下に、不
随意筋の運動めいた、柔かな中に円いくりくりした動きを持っていた。そして私の眼の前....
「舞踏病」より 著者:豊島与志雄
ん。学名をコレア・ミノールと云って、重に女の子供に起る昔からある病気です。身体の
随意筋が不随意に収攣して種々多様な運動を起すので、傍から見てると丁度おかしな舞踏....
「花咲ける石」より 著者:坂口安吾
それと同じくあらゆる部分が力に応じて随意に動くようになっていた。つまりどこにも不
随意筋というものがない。下の話で恐縮だが、男の例の一物は随意に動くものではない。....