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随順
「随順〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
随順の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
吉田松陰、松陰先生こそ、実に生死に囚われざる人です。生死を怖れざる人です。生死に
随順しつつ、生死を超越した人であります。生前その妹さんに贈った手紙のうちにこんな....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
も融けきっているとも解釈出来るが、この歌の出来た時の人麿の態度は、自然への観入・
随順であっただけである。その関係を前後混同して彼此云ったところで、所詮戯論に終わ....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
の浄相を仰ぎ見ようとするのである。鶴見はそういうところに信念の糸を掛けて、自然に
随順する生を営んで行こうとしている。つまるところ、無を修して全を獲る。そこで日々....
「地上」より 著者:島田清次郎
そのものの体現者であると信じた彼の霊妙な性格にひきつけられ、彼の宜べ伝える心理に
随順する、新鮮な精神、若い精神、世俗の灰汁に染まない精神、もしくは洗い磨かれ、悲....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いる。龍樹菩薩は、釈尊にまけない女ぎらい……じゃアない……女を恐がったお方だが、
随順姉妹となり、愛楽友となり、安慰母となり、随意|婢使となり……これ四賢良妻なり....