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隔年
「隔年〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隔年の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
う大被害で、神田の山車小屋などもみな吹き倒された。それでも土地柄だけに、その後も
隔年の大祭を怠らなかったが、その繁昌は遂に十七年度の昔をくり返すに至らず、いつと....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
の江戸ッ児同士だけに、血の雨を降らしたことも幾度か数知れず、ためにその筋から双方
隔年に大祭をすることに定められ、日枝神社が本祭りなら神田明神が陰祭り、神田明神が....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ことあり、それより日本橋通町すじ、姫御門を抜けて霞ヶ関お山に還御《かんぎょ》也。
隔年《かくねん》、丑《うし》卯《う》巳《み》未《ひつじ》酉《とり》亥《い》。
....
「怪異に嫌わる」より 著者:豊島与志雄
大切なものを取出す権利は、多くは年老いてる家長の専有するところで、随って家長は、
隔年ぐらいに一回、ふと思い出したように、伝承の古物を母家の座敷に持出して、土用干....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
パにおける出生の結婚に対する平均比率は、約四対一である。例証のために、各一結婚が
隔年ごとに一人の割合で四人の子供を産む、と仮定しよう1)。この場合、記録簿の期間....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
後終結 『八犬伝』は文化十一年、馬琴四十八歳の春|肇輯五冊を発行し、連年あるいは
隔年に一輯五冊または六、七冊ずつ発梓し、天保十二年七十五歳を以て終結す。その間、....
「自力更生より自然力更生へ」より 著者:三沢勝衛
もの生柿を生産するという、素晴らしい柿栽培部落であります。しかも、よくある、かの
隔年結果というようなことがここの部落のものにはほとんどないのであります。しからば....