隙を狙う[語句情報] »
隙を狙う
「隙を狙う〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隙を狙うの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
卜伝唯一の門弟松岡兵庫之助に学んだ腕前。ジリジリと後へ引きながらも突いて出ようと
隙を狙う。 と、陶器師の眉の辺、ピリピリと痙攣したかと思うと、ゆらり体形斜に流....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
な、この十年来、兎角お墨付を蔑ろに致し、ここを通行致す砌りも、身が他行致しておる
隙を狙うとか、乃至は夜ふけになぞこっそりと通りぬけて、なるべく音物届けずに済むよ....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
き出るように思われた。腕が強ばり、呼吸がはずみ、足の筋が釣った。それでも、彼は、
隙を狙うべく、紙帳を巡った。帳中の左門によって、見抜かれてしまった。 手も足も....
「五右衛門と新左」より 著者:国枝史郎
る。 「おい五右衛門」と新左衛門は云った。「秘伝は何んだ、忍術の秘伝は? 思うに
隙を狙うのだろう?」 「
隙を狙うには相違無いさ。が、尋常の隙では無い。……用心か....