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「際物師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

際物師の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死体の匂い」より 著者:田中貢太郎
体にすこしも怪我をしていなかった。ここで夫婦は戸外へ出て一夜を明かしたところで、際物師の書肆が来て、地震の趣向で何か一枚|摺をこしらえてくれと言った。魯文は露店....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
も》で、あるいは古新聞で畳んだ十二|煙草《タバコ》入れをもって、酉《とり》の町の際物師《きわものし》となる。いらっしゃいいらっしゃいと景気よく呼ぶのだそうだが、....
雷門以北」より 著者:久保田万太郎
げたということになると、わたしの十二、三の時分である、きのう書いた川崎銀行の角、際物師の店の横にめぞッこ鰻をさいて焼く小さな床見世があった。四十がらみの、相撲の....