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隠事
「隠事〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隠事の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「食魔」より 著者:岡本かの子
逸子も久振りに気も晴々となった。しかし臆し心の逸子はやはり家の持主に対して内証の
隠事をしている気持が出て来て、永くは見廻していられなかった。彼女は座布団を置き、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
のエジプト王ナーシルは、難渋な財政を救うべく、毎《つね》に女官をして高位の婦女の
隠事を検せしめ、不貞税というやつを重く取り立てた。同世紀に文化を誇った仏国にも、....