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「隠匿物資〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

隠匿物資の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
二月十七日 ◯本日よりモラトリヤム施行。 その他関係法令として物価制限令や隠匿物資供出令なども出る。これにて本当に物価が下ってくれればいいが、どうなるので....
道標」より 著者:宮本百合子
民新聞」や「コムソモーリスカヤ・プラウダ」「モスク※夕刊」などに報道される富農の隠匿物資の目録は、伸子に笑止なようなその暗い貪婪が苦しいような心持をおこさせた。....
骸骨館」より 著者:海野十三
のことであるが、恥の上塗りのようなかんばしくない事件がおこった。それはこの工場に隠匿物資があるはずだとて、大がかりな家さがしが行われたのである。その結果、一部の....
人民戦線への一歩」より 著者:宮本百合子
関係をもつ行政権を、この委員会として掌握しなければならない。板橋の場合、発見した隠匿物資は、配給所がごまかしていたものではなかったのだから、委員会は、先ず連合軍....
青年の生きる道」より 著者:宮本百合子
学生を真に生かす組織でなかったということがまざまざと現われて来ている。 各地で隠匿物資の摘発が行われている。これには生活擁護問題の若い人々やその他種々の農民組....
擬体」より 著者:豊島与志雄
村は特務機関の仕事をやっていた。静安寺路の可なり立派なアパートに住んで、主として隠匿物資の摘発回収に当っていた。白系ロシア人や中国人をも手先に使っていた。その当....