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隠君子
「隠君子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隠君子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「令嬢アユ」より 著者:太宰治
に持参してまで、釣を実行しなければならないのか。なんという事も無い、ただ、ただ、
隠君子の心境を味わってみたいこころからである。 ことしの六月、鮎《あゆ》の解禁....
「三国志」より 著者:吉川英治
は深く嘆じて、あの高士があれほどに激賞するからには、まさしく深淵の蛟龍。まことの
隠君子にちがいない。一日もはやく孔明を尋ね、親しくその眉目に接したいと、左右の人....
「山の人生」より 著者:柳田国男
は別に今日の酒樽の原型として、瓢の盛んに用いられた時代を推測し、許由以来の支那の
隠君子等が駒を出したり自分を吸込ませたり終始この単純なる器具を伴侶としているには....