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隣郷
「隣郷〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
隣郷の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
りしたために、馬籠のごとき峠の上の小駅ではお定めの人足二十五人を集めるにさえも、
隣郷の山口村や湯舟沢村の加勢に待たねばならないことを思い出した。駅長としての彼が....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
もパレスチナのアラブ人が多く騾を畜《か》いながら馬驢を交わらしめてこれを作らず、
隣郷より買い入るるより推さば、古ヘブリウ人も専ら騾を買って用いたらしい、パレスチ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
り出し猿に下され、この半分にて処の者隣家に小屋をさし、飢死せざるように情を掛け、
隣郷の者ども、麦、出候わば麦を一度、秋後には米を一度、一年に二度ずつ取らすべしと....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
くから待ち暮し、親はそのために身の疲れもいとわず、何くれと前からの用意をして、四
隣郷党一様に、和やかにその一日を送ろうとする。これが今日いうところの民間の年中行....