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雀色時
「雀色時〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雀色時の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
しゃきん》は、おれの行《ゆ》く時刻を見はからって、あの半蔀《はじとみ》の間から、
雀色時《すずめいろどき》の往来をのぞいている。そうしておれの姿が見えると、鼠鳴《....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
二、三年ころにもまだかすかに残っていたであろう。僕はまたこういう時に「さあ、もう
雀色時になったから」と母の言ったのを覚えている。
雀色時という言葉はそのころの僕に....
「若菜のうち」より 著者:泉鏡花
、その名樹の柿が、梢を暗く、紅日に照っている。 二羽。 「雀がいる。」 その
雀色時。 「めじろですわ。」....