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「雄気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雄気の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
をとって来た。盗むということが悪いとは知らなかった。堂々とそれをみせびらかして英雄気取になっていた。小さい木の机の中には、たくさんの分取品がたまった。私はそれを....
街はふるさと」より 著者:坂口安吾
怒りに燃えたが、記代子は冷静に見返して、目にこもる微笑は微動もしなかった。 「英雄気どりの偉い人、偉い人を崇拝する人、どっちも、きらい。子供たちと同じように、お....
博物誌」より 著者:岸田国士
てうずうずしている足を無理に引き止めて、わざとゆっくり草を踏みつけて行く。彼は英雄気どりで、糸の先の銀蠅を水のなかに浸す。隠れるにしても、ほんの時々ポプラの蔭に....