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雄蜂
「雄蜂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雄蜂の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
で名高い人だが、いつだったか、五、六ヶ月の実験の後、同じ巣に棲っている女王蜂と、
雄蜂と、働蜂とをそれぞれ嗅ぎ分けることが出来た。博士はまた数多くの蜂蜜を集めて、....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
象の濃い行は、独自で本当に微妙なものだと思います。でも、こう書かれていると、あの
雄蜂のつややかな躯やすこしつかれて柔かく重くなっている姿など、何とまざまざと浮ぶ....
「光は影を」より 著者:岸田国士
けね」 「いや、それが面白いんだ。働き蜂は男かと思つたらそうじやなくつて、別に、
雄蜂なるものがいるんだ。これは、人間が卵のうちに見分けて、一つだけ優秀な奴を残す....
「決闘」より 著者:神西清
想を、蜜蜂にうまく吹き込んだとしたら、どんなことになるだろうね。殺されねばならぬ
雄蜂は生き残って蜜を食い尽くす、働蜂を堕落させ絞め殺す――結局は弱者が強者を圧倒....