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雄鳥
「雄鳥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雄鳥の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あひると猿」より 著者:寺田寅彦
機会で目撃することができた。いつものように夫婦仲よく並んで泳いでいたひとつがいの
雄鳥のほうが、実にはなはだ突然にけたたましい羽音を立てて水面を走り出したと思うと....
「農村」より 著者:宮本百合子
から嘴を入れてあさって居る鶏の事に気がつくものは一人もないのである。一羽の衰えた
雄鳥と四羽の雌鳥は子供達の眼をかすめて、早い動作をもって、豊かでない腹をみたして....
「芽生」より 著者:宮本百合子
べこべにつまって居たりなんかするのは、気まぐれなほほ笑まれるような気になる事だ。
雄鳥《にわトリ》の、雨が降ると今までピント中世紀の武士の頭かざりのような尾をダラ....
「短歌習作」より 著者:宮本百合子
かしきかな 調子なき思のまゝをかきならす ざれたる心我はうれしき そぼぬれし
雄鳥のふと身ぶるひて 空を見あぐる秋雨の日よ 秋の日をホロ/\と散る病葉の ....
「グロリア・スコット号」より 著者:ドイルアーサー・コナン
視者、ハドソンは、蠅捕紙の命令の、すべてを、受くるべく、既に、予告せり、貴下の、
雄鳥雉の、逃亡せる、ことを、信ぜられよ。 と、それには書いてあった。 私がこ....
「日記」より 著者:宮本百合子
だ。巣を大切にし、その奥深く女が坐って、卵でもかえすらしくふくれ、弱って居ると、
雄鳥は、それを守り、憂鬱に、傍について居る。 十月二十五日(金曜) 『婦人倶楽部....