雄黄[語句情報] » 雄黄

「雄黄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雄黄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
足お前へ」 李幕事と許宣はすぐ帰った。戴先生は間もなく後から来たが、その手には雄黄を入れた瓶と薬水を入れた瓶を持っていた。 「どこに白蛇がおります」 李幕事....
荷花公主」より 著者:田中貢太郎
のですよ、この鶴は、王母の所から借りてきたものです、貴郎の毒はひどいが、この玉と雄黄とを練って飲むと、すぐ癒りますから心配はいりません」 女は侍女にその玉を渡....
蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
熊野詣に年々来る鞍馬寺の法師に頼んで怪しい物を捉えてもらうことにした。鞍馬法師は雄黄を鎔いて小瓶に入れ、富子の閨房へ往ってみると、枯木のような角の生えた雪のよう....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
霊異ヲ稟テ生ズト雖ドモ、亦種植スベシ、道家之レヲ植ル法、毎ニ糯米飯ヲ以テ搗爛シ、雄黄鹿頭血ヲ加ヘ、曝乾ノ冬笋ヲ包ミ、冬至ノ日ヲ候テ、土中ニ埋メバ自ラ出ヅ、或ハ薬....