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雅客
「雅客〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雅客の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
蕪村もと名利を厭《いと》い聞達を求めず、しかれども俳人として彼が名誉は次第に四方
雅客の間に伝称せらるるに至りたり。天明三年十二月二十四日夜歿し、亡骸《なきがら》....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
町田今輔が雕板したものだそうだ。慾も得もない書放しで、微塵も匠気がないのが好事の
雅客に喜ばれて、浅草絵の名は忽ち好事家間に喧伝された。が、素人眼には下手で小汚な....
「三国志」より 著者:吉川英治
如何かと?」 「書画琴棋の慰みなどは、玄徳の心に何のひびきもない」 「彼は世外の
雅客ですが、あなたにまで、風月に遊べとおすすめ申すのではありません。――高士|鄭....
「語呂の論理」より 著者:中谷宇吉郎
の塩沢《しおざわ》の商人で、時々商用で上京した時に当時のいわゆる文人《ぶんじん》
雅客《がかく》と交《まじわ》りを結んではいたものの、その全生涯は殆んど越後の雪の....