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雅歌
「雅歌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雅歌の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
それから噴泉の側で、あの男の理想の薔薇を詠ったのだよ。ところで君は、『ソロモンの
雅歌』の最終の章句を知っているかね。吾が愛するものよ、請う急ぎ走れ。香ばしき山々....
「十月の文芸時評」より 著者:宮本百合子
ていて、効果は平凡に、だが正常に働いてしまった。最後の一句のおかげで、旧約聖書の
雅歌の一くさりまでを引用し、築かれた幻想の世界はにわかに作者自身によってかきまわ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
た調子の高いのがあって、すきでした。シムボリックに求神を云っているのでしょうが、
雅歌が極めて感覚に生々としているように、この歌もほんとうに生きるものが水を求める....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
うになりました。私はこれからそのために思いを凝らしたいと考えます。聖書のなかの「
雅歌」には女の肉体をどんなに美しくたとえ、とうとく讚美してありましょう。私もその....