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雅語
「雅語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雅語の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「弓町より」より 著者:石川啄木
間日本にいて、平安朝文学に関する造詣《ぞうけい》深く、平生日本人に対しては自由に
雅語《がご》を駆使《くし》して応対したということである。しかし、その事はけっして....
「文学における今日の日本的なるもの」より 著者:宮本百合子
言文一致の運動が擡頭した。これは、漢文読下し風な当時の官用語と、形式化した旧来の
雅語との絆を脱して、自由に、平易に、動的に内心を芸術の上に吐露しようという欲求の....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
せざるべし。 (三)俗語 の最俗なるものを用い初めたるもまた蕪村なり。元禄時代に
雅語、俗語相半ばせし俳句も、享保以後無学無識の徒に翫弄《がんろう》せらるるに至っ....
「野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
うエッタンドリという語が行われているのであった。私は『枕の草子』を読んでいわゆる
雅語のイタドリであることを知って後、頗る自分たちの方言を恥ずるの感があったが、近....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
ている。或いはそのまん中の熱い灰、すなわち信州でクヨウクリ、秋田ではカラスアク、
雅語でオキともいう焚き落しの部分が、ホドというものだと思っている者も福岡県などに....