雅馴[語句情報] » 雅馴

「雅馴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雅馴の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
草枕」より 著者:夏目漱石
もそれぞれに面白味はあるが、高泉《こうせん》の字が一番|蒼勁《そうけい》でしかも雅馴《がじゅん》である。今この七字を見ると、筆のあたりから手の運び具合、どうして....
上野」より 著者:永井荷風
既にわたくしは葷斎漫筆なる鄙稿の中に記述した。 南郭龍門の二家は不忍池の文字の雅馴《がじゅん》ならざるを嫌って其作中には之を篠池と書している。星巌及び其社中の....
濹東綺譚」より 著者:永井荷風
は》となした詩人もあった。明治の初年詩文の流行を極めた頃、小野湖山は向島の文字を雅馴《がじゅん》ならずとなし、其音によって夢香洲《むこうしゅう》の三字を考出した....