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「集古〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

集古の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
そしてこれを以て世に行われた。その豊亭と号するのも、豊住町に取ったのである。別に集古堂という号がある。 重兵衛に女が二人あって、長女に壻を迎えたが、壻は放蕩を....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ろが日本では家猪が久しく中絶と来たから、専ら野猪のみ蛇を制するよう心得たのだ。『集古』庚申五号に、故羽柴古番氏が越後国南蒲原郡下保内村で十歳になる少女に聞いた歌....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
ばならぬ。 むかし、宋の書家として聞えた蔡襄が、その友歐陽修のために頼まれて、集古目録の序に筆を揮ったことがあった。その返礼として鼠鬚筆数本と、銅緑の筆架と、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
下山しとうとう走り大黒を拝まなんだ。全く惚れ薬取りが惚れ薬に中毒したのだ。その節集古会員上松蓊君も同行したから彼女の尤物《ゆうぶつ》たる事は同君が保証する、あの....
万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
橘守部「万葉集檜嬬手」 緊要………橘守部「万葉集緊要」 古義………鹿持雅澄「万葉集古義」 美夫君志…木村正辞「万葉集美夫君志」 註疏………近藤芳樹「万葉集註疏」....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
のは、何でも、昭和の初めのことだった。大倉粂馬さんという人の書かれたもので、大倉集古館におさまって居る、冷泉為恭筆の阿弥陀|来迎図についての、思い出し咄だった。....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
短歌六百九首、連歌が九首、合計二千百十八首。しかし佐佐木信綱博士の蔵される『山家集古鈔本』の奥書に、『山家集』の歌は三千百十二首あると記されているので、今見る『....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
に致せとの仰せなれば、至急の事には相成るまいのう、政七」 政「へえ、成程|先達て集古十種と申す書物で見ましたが、一|端かき入れを致して其の上を栗色の革にて包みま....