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集成
「集成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
集成の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
学、凡ての文化と進歩とを蓄えた宏大もない貯蔵場だ――と、現代の人類活動の諸相との
集成から成り立っている。それからお前が全く眼を退けて、私だけに注意するというのは....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ての思索者たちの興味を惹いていた宇宙進化の諸問題に関するいろいろな考え方の歴史的
集成をすれば好都合なわけである。 ところが今度ある別な事情のために、ニュートン....
「母子叙情」より 著者:岡本かの子
である。彼の考えはこうらしかった。彼は世界中で見集め、聞き集め、考え蓄めた幸福の
集成図を組み立てにかかった。妻もその道具立ての一つであった。彼はこういう生活図面....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
稿したものではなく、最初に『※陽続録』六巻を編み、あわせて二十四巻に及んだものを
集成して、『閲微草堂筆記』の名を冠らせたのでありまして、実に一千二百八十二種の奇....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
味が端緒となったものであるが、その――恐らく外部からは手を尽し得る限りと思われる
集成には、検事が思わず嘆声を発し、唖然となったのも無理ではなかった。しかも、その....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
尊い宝――宝石とそして尊い人の骨と。 53 ジャムシード――詩人フェルドゥシイの
集成したイランの国民史詩『シャーナーメ』に伝わる帝王の名。「ジャムシード」は「日....
「大脳手術」より 著者:海野十三
予ねて貯蔵してあったものであり、そしてそれはその遺族が世界人類の幸福のために人体
集成局部品部へ進んで売却したものなんだ。まあこういうのが公明正大で、瀬尾教授の手....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
な貢献である。 土井晩翠 ――本書を繙かるる人達の為に―― 淺野和三郎 本篇を
集成したるものは私でありますが、私自身をその著者というのは当らない。私はただ入神....
「「吶喊」原序」より 著者:井上紅梅
の遠さがよくわかる。そうして今もなお小説という名前を頂戴し、いっそ有難いことには
集成の機会さえある。これはどうあっても福の神が舞い込んだといわなければならぬ。福....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ィア神話にあって、ヴィベルンゲンの伝説、ニーベルンゲン伝説などと、いくつかの抜萃
集成にほかならない。 ところが、ワグナーに編まれて尨大な楽劇になると、はじめて....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
の学説は、朱子の学から発している。周濂溪、張横渠、程明道、程伊川、これらの学説を
集成したものが、すなわち朱子の学である。……朱子の学説を要約すれば、洒掃応待の礼....
「戦後合格者」より 著者:坂口安吾
なる無内容、それに加うるにいたずらなる喧嘩ずき、まるで人間の文化以前の欠点だけを
集成して見せつけられているようであった。 彼らのやった仕事の総量は、事毎に牙を....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
も御批判、御忠言、御希望を惜しまれることなく、岩波文庫をして信頼すべき古典の一大
集成たらしむるため御鞭撻を賜わらんことを切に御願いする。 (昭和十三年九月十九日『東京帝国大学新聞』)....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
これがインドの小乗一切経である。 所が大乗という方はそんなことをしない。一所に
集成してこれが大乗の一切経でございというようなことはいわない。それでありますから....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
。 * 新鮮に勝る美味なし。 * 自然の栄養価値、栄養の
集成が味の素である。 * 低級な人は低級な味を好み、低級な料理と交わ....