集解[語句情報] » 集解

「集解〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

集解の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
れたる処あり。これ土あるいは木脂を身に摩《す》り傅《つ》けて堅くするなり。『本草集解』に、松脂《まつやに》を掠《かす》め沙泥に曳《ひ》き、身に塗りて以て矢を禦ぐ....
青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
らで、六人のほかに、病弱の美青年が二人、この二人にも許していいと思っていたが、召集解除ですぐ帰されそうなおそれがあったので、許さなかった。果して一人は三日目に戻....
新西遊記」より 著者:久生十蘭
るためにあらためて学寮に入った。ラマ教の教学の組織は、名目《みょうもく》、教儀、集解《しゅうげ》という順でやっていく。智海は卅一年の五月に中座に進み、その年いっ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
から、それでその実を営実というのだとの意味である。なおこの実については時珍はその集解《しっかい》中で「結子成簇生青熟紅」と書いている。 私はこの営星という星が....
火葬と大蔵」より 著者:喜田貞吉
、その安斎随筆において、 案ずるに大蔵は火蔵の誤写にして、火蔵は火葬なるべし。令集解の文、「以骨除散也」とあり。死骸を割き開きて骨を除散することあるべからず。火....
間人考」より 著者:喜田貞吉
に従っている。 栗田先生がこれをハツカシベと訓まれたのには理由がある。それは令集解職員令宮内省土工司の条に、「泥部」を「古言波都加此之友造部である。そしてそれ....
孔子」より 著者:和辻哲郎
断片的な残字から丹念に碑面の文章を復元し、それによって漢石経の本文が魏の何晏の「集解」序にいうところの「魯論」のテキストであることを論定されたものである。また氏....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
とである。今に神社へ絵馬を納める源流は、即ちこれに出発しているのである。そして令集解の古註によると、信濃国では夫が死ぬと妻を殉死させたと載せてあるのを、粗忽の者....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
国家所属の民であった筈である。そしてこれを時にトモノミヤツコと呼んだことは、「令集解」穴説に、「諸司伴部等皆直ちに友造と称す」と云い、朱の説に、「伴部は諸司の友....