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「雑居房〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雑居房の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:島木健作
………」 ふと彼は人間のけはいを感じてぎょっとした。二つおいて隣りの監房は広い雑居房で、半分以上も前へせり出しているために、しかもその監房には大きく窓が取って....
続獄中記」より 著者:大杉栄
畜生恋 僕はいつも独房にばかりいて、雑房の方のことはよく知らない。雑房というのは、詳しく言えば雑居房だ。六人も八人も十人も、あるいはもっと多くの囚人が六畳敷か八畳敷かの一室に....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
《ゆどの》と雪隠《せっちん》がついている。 揚屋のほうは、大牢や無宿牢のような雑居房ではなく、これも独房だが格式はぐっとさがって畳は坊主畳になり、揚座敷のよう....