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「雑詠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雑詠の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
藤村の文学にうつる自然」より 著者:宮本百合子
せる形式に推移して来る。「常盤樹」にしろさらに「鼠をあわれむ」「炉辺雑興」「労働雑詠」等に到って、この詩人が、小諸の農村生活の日常に結びつくことで、こんなに自然....
飯田蛇笏」より 著者:芥川竜之介
発見した。この句は蛇笏に対する評価を一変する力を具えていた。僕は「ホトトギス」の雑詠に出る蛇笏の名前に注意し出した。勿論その句境も剽窃した。「癆咳の頬美しや冬帽....
大正女流俳句の近代的特色」より 著者:杉田久女
前期雑詠時代 大正初期のホトトギス雑詠に於ける婦人俳句は、女らしい情緒の句が大部分....
向嶋」より 著者:永井荷風
門静軒が『江頭百詠』を刻した翌年嘉永三年遠山雲如《とおやまうんじょ》が『墨水四時雑詠』を刊布した。雲如は江戸の商家に生れたが初《はじめ》文章を長野豊山《ながのほ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
かと、帰京後、寺の御子息へ、迂著十八巻をお贈りしておいた。 その小田原にての、雑詠二つ。 無縁ぼとけあはれ起すな幾世かも雨露の眠りの安けらしきを 小田原やここ....