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雛遊び
「雛遊び〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雛遊びの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開扉一妖帖」より 著者:泉鏡花
ズ騒ぎさ、――今でいえば。 主婦に大目玉をくった事があるんだけれど、弥生は里の
雛遊び……は常磐津か何かのもんくだっけ。お雛様を飾った時、……五人|囃子を、毬に....
「源氏物語」より 著者:紫式部
重々しいところのある性質であったから、源氏は安心して姫君の介添え役をさせた。幼い
雛遊びの場にもよく出会うことがあって、中将は恋人とともに遊んで暮らした年月をそん....
「源氏物語」より 著者:紫式部
を女王は見せて、姉が年少の妹に対するふうで、宮のお気に入りそうな絵の話をしたり、
雛遊びはいつまでもやめられないものであるとかいうことを若やかに語っているのを、宮....
「人形の話」より 著者:折口信夫
ともある。また、「いたこ」が勝手に判断することもある。そういうときには現実に昔の
雛遊びの様子がわかる。もちろん変化がある。われわれがみただけでも、「いたこ」が房....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
とを数えて、清少納言が少女時代の遊戯を回想している。ここに「ひいな遊び、すなわち
雛遊びであるに過ぎなかったのである。 そこで思い合わされることは、オシラ神につ....
「こども風土記」より 著者:柳田国男
狭の常神村などでカラゴトというのが、やはりその川原事であったらしい。ただし三月の
雛遊びの日に限らず、盆に川原に出て川原粥・川原飯を炊いて食べる方が、むしろずっと....