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「難句〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

難句の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
作物の批評」より 著者:夏目漱石
を鞭撻《べんたつ》して、地理数学の研修に利用すべき当然の時間を割《さ》いてまでも難句集を暗誦《あんしょう》させるようなものである。ただにそれのみではない、わが専....
木犀の香」より 著者:薄田泣菫
感歎したといふことだ。 ふと目に触れるか、鼻に感じるかした当座の事物を捉へて、難句の解釈に暗示を与へ、行詰つてゐる詩人の心境を打開して見せた老師の搏力には、さ....
将来の日本」より 著者:中江兆民
ず。すこぶる精微を極め、文辞また婉宕《えんとう》なり。大いに世の佶屈《きっくつ》難句なる者と科を異にし、読者をして覚えず快を称さしむ。君|齢《よわい》わずかに二....
不苦心談」より 著者:森鴎外
。 ファウストは一万二千百十一句ある。その中で諸家のコンメンタアルに異説のある難句が、枚挙するに遑あらぬ程である。然るにここに書いた四箇条の誤訳は、皆極平易な....