雨曝し[語句情報] » 雨曝し

「雨曝し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雨曝しの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
明暗」より 著者:夏目漱石
まざら》しのまま載せられる事を考えると、少し心細くなるから」 「じゃおいらの方が雨曝しになって、荷物だけを室《へや》の中へ入れて貰う事にしよう」 二人は大きな....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
が、一方の林泉寺の縛られ地蔵は昔のままに残っています。明治以後は堂を取り払って、雨曝しのようになっていますが、相変らずお花やお線香は絶えないようです」....
都会の幽気」より 著者:豊島与志雄
や火鉢とそっくり同じものだった。ただ麻縄がないだけだったが、それも窓の外の手摺に雨曝しとなって掛ってるのを、いつか見たような気がし初めてきた。わざわざ雨戸を開け....
霊感」より 著者:豊島与志雄
れたかして、焼け残ったのでしょう。その樹木もあらかた燃料に切られたらしく、今では雨曝しになっていました。そしてただうち捨ててありました。 も一つは、今は残って....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
ら其の樹に攀登り、矢を抜いて見ますと、最早竹の性は脱けて枯枝同然、三四年も前から雨曝しになっていたものと見えて、ぽき/\と折れまする。文治は窃ッとこれを抜取りま....