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雨霧
「雨霧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雨霧の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
引用しよう。 晴天だと、ルウエンゾリ山が好箇の目標になるのだが……、降りだして
雨霧に覆われてからは、ただ足にまかせて密林のなかを彷徨いはじめた。泥濘は、荊棘、....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
おまけに、横尾谷から驀然吹き上ぐる濃霧で、足懸りさえ見定めかね、暫時茫然として、
雨霧の鎮まるを俟てども、止みそうもない、時に四時三十分。今朝出がけには、槍の坊主....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
。日中やや炎暑を感ずるも、食時なお発汗するに至らず。終日山影を認めず、晩に至り細
雨霧のごときを見る。十月二十四日以来はじめて雨にあう。 十一月三日(日曜)、晴....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
、早くから飛び起きて、すぐにメリヤスの襯衣に浴衣で、ドアを押して見たが、颯と来る
雨霧に慌てて首をすっ込ますと、早速にレインコートを引っかぶってしまった。 「なる....