雪庇[語句情報] » 雪庇

「雪庇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雪庇の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
単独行」より 著者:加藤文太郎
ぐ左から入ってくる小さい谷を登ったら、運よくこれが当っていた。常念の肩には大きな雪庇ができるように聞いていたが、もう落ちてしまったのか、問題にするほどのものはな....
石狩川」より 著者:本庄陸男
と停止していた。 段丘を吹き抜けて来た烈風は、この外れで墜《お》ちて逆転した。雪庇《ゆきびさし》の軒下をえぐり取ってその向うに吹きだまりをつくっていた。 そ....
贋物」より 著者:葛西善蔵
もくもくと灰色の細枝を空に向けている。右隣りの畠を隔てて家主の茅屋根が見られた。雪庇いの筵やら菰やらが汚ならしく家のまわりにぶら下って、刈りこまない粗葺きの茅屋....