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雪投げ
「雪投げ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雪投げの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「泥濘」より 著者:梶井基次郎
茶や砂糖、パン、牛酪《バター》などを買った。人通りが少い。ここでも三四人の店員が
雪投げをしていた。堅《かた》そうで痛そうであった。自分は変に不愉快に思った。疲れ....
「雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
悪の統領だったお人、わたしに刃向って見ようとするであろうか?
雪之丞は好みの、
雪投げの寒牡丹の衣裳に、女よりもなよやかな身をつつんで、つつましく坐ったまま、不....
「菜穂子」より 著者:堀辰雄
い顔つきをして子供達の方を見た。が、夢中になってそんな事には何んにも気がつかずに
雪投げを続けている予供達を見ると、急に一人で微笑をし出しながら、そちらをいつまで....
「フランダースの犬」より 著者:菊池寛
でした。アロアはよく、ネルロやパトラッシュと遊びました。野原で鬼ごっこをしたり、
雪投げをしたり、野菊を摘んだり、くるみひろいに行ったり。ある時は手をつないで教会....
「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」より 著者:ホーソーンナサニエル
打って見たり、われわれがさっきこのバークシア地方の山々がやっているように想像した
雪投げをしたりして、とっくに吹雪とは仲よしになってしまった。それから今度は、彼等....
「残された日」より 著者:小川未明
の外には雪が二、三|尺も積もっていました。そして子供らは、学校から帰ると外に出て
雪投げをして遊んだり、角力を取ったりした。雪だるまなどをこしらえて遊んだりして、....
「赤い手袋」より 著者:小川未明
、空は曇って日の光すらささない日でありましたが、みんなは元気で、学校から帰りに、
雪投げをしたり、また、あるものは相撲などを取ったりしたので、政雄も、いっしょに雪....