雪消え[語句情報] »
雪消え
「雪消え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雪消えの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
なった。 「鈴子ひとつ歌をつくって見せろ」 「紫にかそか匂いておもほゆる今朝の淡
雪消えまく惜しも」 「ふーむ。いい歌だ。このごろでのお前の秀作だ」仁田さんは紅く....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
は、次のようなものである。 きのふかも霰降りしかしがらきの外山の霞はるめきにけり
雪消えばゑぐの若菜もつむべきに春さへ晴れぬみ山辺の里 みやま木のその梢とも見えざ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
しゅうは
思し召されけれども
二月弥生のほどは
嵐烈しゅう余寒も未だ尽ず
峰の白
雪消えかねて
大声張りあげて、平家|琵琶の大原|御幸を夢中で呶鳴りだした。―....