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雪線
「雪線〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雪線の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高山の雪」より 著者:小島烏水
ように光って、雪と雨とを区別する境界線が、山の中腹に引かれている。これはいわゆる
雪線で、よく新聞の電報欄に、昨夜何山の何合目まで降雪ありという、その何合目が即ち....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ッキーの未踏氷河 Athabaska《アタバスカ》 をきわめて以来、十年、彼は恒
雪線《スノウ・ライン》とたたかっている。雪焼けはとうに、もう地色になっていて、彼....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
の雲は二〇〇〇メートル以下のもので、鏡石より上は快晴であった。思うにこれら雪雲は
雪線について上下し、たいてい春秋は山頂附近に、冬は山麓に止まり、その附近に多く雪....
「ロプ・ノールその他」より 著者:寺田寅彦
に地盤が傾動すれば河流の転位なども当然起こりうるであろう。 もう一度このへんの
雪線が少しばかり低下して崑崙の氷河が発達すると、このへんの砂漠がいつか肥沃の地に....
「氷河期の怪人」より 著者:海野十三
は、すっかり雪におおわれ、まっ白に光っていた。飛行地図を見ると、このへんの平均|
雪線は五千メートルとしるされているが、まさにそのとおりだった。 「ここから見てい....
「吹雪のユンクフラウ」より 著者:野上豊一郎
ットフリュー(二三九七米)が立ち、まだうねうねと幾らもつづいている。 その他、
雪線(アルプスでは二六〇〇米)以下の峰角は大部分省略したが、此処に挙げた分は「ベ....