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雪面
「雪面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雪面の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「手品」より 著者:佐左木俊郎
万は、ほっそり戸外へ出た。 風が少しあった。月が、黒い森に出かかって、明るい
雪面の上に長い黒い影を引いていた。月光を受けている部分は銀のように白く光って、折....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
まち》にも、その後ろなる山も、高原も、みな、美しく、厚い、雪で念入りにおおわれ、
雪面を吹きまくる北海道の風はしびれるように痛かった。 万寿丸は桟橋へついた。桟....
「皇海山紀行」より 著者:木暮理太郎
奥白根はかなり雪が白く、峰頭をかすめて雲が去来する毎に、研ぎ澄した鏡のように光る
雪面が曇ったり輝いたりする。庚申山の如きはいわゆる俯してその髻をとるべしという形....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
、普通直径〇・二|粍《ミリ》乃至〇・五粍位、長さ一|糎《センチ》ほどの針になって
雪面から突出している。顕微鏡で見ると小角柱から成っていて、雪の角柱結晶と比較して....