雲の梯[語句情報] » 雲の梯

「雲の梯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

雲の梯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
村は葉子が据《す》えた道を――行きどまりの袋小路を――天使の昇《のぼ》り降りする雲の梯《かけはし》のように思っている。あゝ何の信仰! 葉子はふと同じ目を自分に....
三国志」より 著者:吉川英治
三晩、息もつかずに攻めた。 なんといっても、主将の指揮するところが主力となる。雲の梯にもまごう櫓を組み、土嚢を積み、壕をうずめ、弩弓の乱射、ときの声、油の投げ....
三国志」より 著者:吉川英治
て、苛烈なる総攻撃を開始した。 雲梯衝車の新兵器まで押し出して用いた。雲梯――雲の梯――とは、高さあくまで高い梯子櫓である。 櫓の上は、楯をもって囲み、その....