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雲林
「雲林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雲林の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「骨董」より 著者:幸田露伴
毒悪の真剣と切結ぶような不利なことをする者ではなかった。何でもない顔をして模本の
雲林を受取った。敵の真剣を受留めはしないで、澄まして体を交わして危気のないところ....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
しようが、蘆としようが、それは見る人の勝手だ。」 竹を描く度にこういった元の倪
雲林は、竹が好きだっただけに、竹によく似た魂のすがすがしさと潔癖とを持っている画....
「源氏物語」より 著者:紫式部
しいほど恋しかった。この気持ちを紛らそうとして、ついでに秋の花野もながめがてらに
雲林院へ行った。源氏の母君の桐壺《きりつぼ》の御息所《みやすどころ》の兄君の律師....
「西林図」より 著者:久生十蘭
らめきがそれと暗示するだけで、曖昧に草のなかに消え、水と空がいっしょになって、倪
雲林《げいうんりん》の「西林図《せいりんづ》」にある湖でも見ているような茫々とし....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
内してもらうのであった。揚州へ行ったときもおまんじゅう屋をみせてもらったりした。
雲林寺 上海から抗州へ行った。抗州では西湖のいちばんよくみえる高台になったとこ....
「中支遊記」より 著者:上村松園
どもあった。 西湖に姑娘が漕ぐ舟を浮べ私や三谷は写生帖を持ちこんだ。 平仙寺
雲林寺等の山門は戦禍をうけていたが寺々のものは何ともなっていなかった。その寺の奥....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
るし……と。 「旦那」 「む? ……」 「四日市で早めの午、亀山で夕方、あれから
雲林院村へ行くと、もうとっぷり夜になりますだが」 「ムム」 「ようがすかね」 「....