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雲梯
「雲梯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
雲梯の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ようなんぞおそきをうれへん》 |求名漸得寧《なをもとめてやうやくやすきをう》 |
雲梯終有望《うんていつひにのぞみあり》 |帰路入蓬瀛《きろほうえいにいる》 「....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
男とそいとげたのである。彼女は養女を多く仕立て、時の顕官に結びつくよすがとした、
雲梯《うんてい》林田亀太郎《はやしだかめたろう》氏――粋翰長《すいかんちょう》と....
「富岡先生」より 著者:国木田独歩
い、侯伯子男の新華族を沢山出しただけに、同じく維新の風雲に会しながらも妙な機から
雲梯をすべり落ちて、遂には男爵どころか県知事の椅子|一にも有つき得ず、空しく故郷....
「三国志」より 著者:吉川英治
が来ては一大事である」 孔明はついに自身陣頭に出て、苛烈なる総攻撃を開始した。
雲梯衝車の新兵器まで押し出して用いた。
雲梯――雲の梯――とは、高さあくまで高い梯....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
。 さて、天気がよくなると。 寄手はまたも、次の苦計を編み出していた。後に“
雲梯ノ計”とよばれたものである。各所に巨大な井楼を組んで、崖へ梯子を架けわたし、....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
であろうか。磨き砂みたいな土である。 会下山という名は、徳川期以後で、古くは、
雲梯ヶ岡といったらしい。法隆寺財産目録(天平期)には宇奈五ヶ丘とも見えるという。....